最近、地図利用について聞かれることが多く、今回まとめてみました。
もともと地図を見るのが好きで、街歩きが好きなのも重なっていろいろ地図に詳しくなった。まあ、プロからみれば全然だろうが‥‥
とにかく、カテゴリー別に整理してみたので役立てば幸いである。
※下記は私の評価による。
1.地図をみる
WEB上には様々な地図サイトがあるが何を利用しているだろうか。
デザインに優れ、見やすく、地図や航空写真などカテゴリーも多いのは「Google Map」だろう。
それを3Dで見たいなら「Google Earth」。
航空写真が奇麗なのは「Bing Maps」。さらに概観図という空中写真のようなのも見ることができる。
距離を測るなら「キョリ測」。方位を換えることもできる。
道(歩道)に沿わせて測りたいなら「ちず丸距離計測(仮)」
過去の航空写真を見たいなら「goo地図」。
地下街を見るなら「Yahoo地図」。
2.みる+α
見るだけでなく、ちょっと変わった機能、便利な機能なものもある。
Google Mapに便利な機能がついた「みんなの知識 ちょっと便利帳」。
地図に関して実験的なサービスを提供する「LatLongLab」。
3.地形をみる
地形を知りたいとき、手軽に知るには国土地理院発行の1万分1地形図や1/2500地形図を利用する。
これを視覚的に表現したものが「1:25,000 デジタル標高地形図」。
さらに東京(関東)に関してはGoogle Earthにオーバーレイしているサイトもある。(等高線も表示される)
4.用途地域(都市計画図)をみる
基本は各行政庁(東京なら区)に行き都市計画図を入手する。またはホームページ(主に都市計画課)からみる。品川区の場合はこんな感じ。
ただ全ての行政庁が公開しているわけではないので、概略なら東京都都市整備局から見ることができる。
さらに2010/05/14にThe Earthというサイトがオープンになり、用途地域を始め、面白い実験地図を見ることができる。
5.建物高さをみる
数棟で済むならGoogle Mapの「ストリートビュー」やBing Mapsの「概観図」を利用する。
棟数が多い場合には「土地利用現況図」を利用する。東京都全域の場合は都庁に、基本的には各区市町村で購入・閲覧する。目黒区の場合はこんな感じ。
6.国土地理院
全ての地図のもとと言っても過言ではない国土地理院発行の各種地図。
古地図や空中写真など、様々なものを見ることができる。
提供は国土地理院ではないが、「東京都2,500デジタルマップ」も安価で手に入る。
7.CAD化
都市レベルでの地図をトレース(CAD化)するのは膨大な時間がかかる。
有料のものはあるが、無料で利用価値の高いものもあった。
データ自体は国土地理院発行の「基盤地図情報」から手に入れる。それをCAD化するソフトはこちら。
詳しい手順は省略するが、かなり汎用性が高い。
8.地図にプロットする
Google Mapなどで複数個所の場所を住所から知りたいとき、「Spatial Gateway」が便利。
住所の入ったエクセルデータをCSV形式で保存し、それを読み込むとGoogle Map上にプロットされる。