昨晩、一夜限りの「六本木アートナイト 2010」に行ってきました。
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前から東京ミッドタウンでWOWさんによる映像アートがあるのは知っていたけど、特別イベントが六本木アートナイト 2010に合わせてあるのは知らず、日付変わってから急いで自宅を出発。
地元は終電終わってしまい、徒歩とタクシーを駆使してなんとか行ってきました。
それで、結果から言えばめっちゃ楽しかった。
普段はアンチ「アート」見たいなところがあったけど、アートの力はすごいね。人々を魅了する何かがある。六本木ヒルズとか東京ミッドタウンなどの大規模開発したテーマパーク的な施設は嫌いで、それは今も変わらないけど、今回いい面もみつけれた。
作品でとくに気になったのは2つ。「ROOFSCAPE」と「人、影、街」。
「ROOFSCAPE」は前から気になってたWOWさんの作品だけど、これは本当に素晴らしい。
映像が映像であることをまざまざと見せてくれる。
一瞬、これからはもはや建築はいらなくなるのではないかと思ってしまった。(シェルターとしての建築はなくならないと思うが、建築家というか‥‥デザイン行為が)
まして、映像を映す柱がキャノピーの下にあるんだけれどもこのキャノピーがカッコ悪い。だから余計に感じてしまう。
「人、影、街」はマリオ・マルティネッリ氏の作品で、緑色のスクリーンの前を人が通るとフラッシュが照らし、人の影が残像として残るというもの。この手法は昔からありそうな気もするが、人々の生活行為を一瞬ではあるものの記録できるのが面白い。
いずれ、これを建築に取り入れてみたい。